FC2サイト、やはり犯罪の温床となっていた!? 生活保護の盲点を突いたクスリ販売

もう年末ですね。この年の瀬にFC2がまたニュースになっています。
今回の件、犯罪者が悪いのであってFC2は単に利用されただけの様にも見る事ができます。
ただ、海外サーバーを使用することで違法動画を確信犯的に野放しにしていたと噂されているFC2だけに、今後世間の目が更に厳しくなるかもしれません。

ケサパサ200=7、いつでもOK》。向精神薬リタリン200錠を7万円ですぐにでも売る-の意だ。インターネットの掲示板にこんな隠語だらけの書き込みをし、向精神薬を密売していたとして、兵庫県警は6月以降、麻薬取締法違反容疑などで男女計6人を逮捕した。脳の中枢神経に作用し、精神機能をマヒさせる向精神薬。過剰に服用すれば違法薬物のような効果が得られ、死に至ることもある危険な薬だ。逮捕者には医療費がタダになる元生活保護受給者や、一部公費負担となる母子家庭も含まれ、公的制度が〝闇ビジネス〟に悪用されていた実態も浮かぶ。6人が得た売却益は、少なくとも計約5800万円。「生活弱者」がボロもうけをした錬金術の仕組みとは-。
一部略
 県警は、薬の入手ルートを明らかにするため、男性のスマートフォンを解析。死亡する数日前まで、動画投稿サイト「FC2」内で会員がメッセージ交換できるSNSを通じ、東京都世田谷区のマンション経営の女(55)から向精神薬を繰り返し購入していたことを突き止めた。
なんとFC2の掲示板で取引をしていたそうです。
こういった募集がある程度大きなサイトで行われるのは仕方のない事ですが、だからこそサイト運営者は正しく管理しなければなりません。法人として営利目的でやっているのですから
大手SNS「mixi」の運営会社は、サイト内から薬物の名称や隠語を検出した場合、違法売買が疑われる書き込みを削除し、悪質性が高い場合には警察などに通報することもある。だが、新しい隠語が次々に出てくるなど「いたちごっこ」であることから、常に情報収集しているという。
mixiは違法売買関連の書き込みは削除しているそうです。流石ですね。
FC2はどうだったのでしょうか。
mixi以上の厳格な管理体制を敷いていたかもしれませんし、著作権違反動画や無修正猥褻動画を削除せず放置していた様に、全く管理していなかったのかもしれません。

生活保護を悪用した犯罪者が悪いのは間違いありませんが、FC2やmixiの様な大規模なネットサービスが、違法性のある投稿を放置して良いわけではないのは明らかでしょう。

昔からFC2はアダルトやアングラ系に強いと言われています。
昔は良かったかもしれませんが、インターネットの普及に伴い社会的な影響力も大きくなってきました。
今後はFC2も方向転換が必要となってくるのかもしれません。